今年もあと二週間で終わってしまう…。
寒波もやってきましたし、元気に年末を乗り越えられるように、よく食べよく寝てよく笑いたいと思います!
今日は、お問い合わせ&ご相談率ナンバーワンの、「目隠しフェンス」についてです。
検討するにあたってのポイントや種類などをご紹介したいと思います。
1、高さ
まずは、なんといっても重要なのが高さを決めることです。
高さを決める時に考えて頂きたいポイントが、どこからの視線に対するものなのか ということです。
①外(道路や隣地宅)にいる人から見えたくない
②内側(敷地内庭や家の中)にいる人から見えたくない
この2つには大きな違いがあります。
①「外にいる人から見えたくない」の場合
気にするべきは、敷地と外の地盤の高低差です。道路や隣地宅の方が低い場合、フェンスの高さはあまり高くしなくても、そこに建っている人からは見えにくくなります。
敷地内にいる人からは見えても、道路から見えづらくするのに必要な高さは少なくて済みます。
高低差が無い場合は…ある程度高さが必要になります。
②「内側にいる人から見えたくない」場合
外から見えないを意識した時よりも、カバーしたい高さが多くなります。
家の中から見えたくない場合はより気をつけないといけません。一般的に設計G.L.(建物の基準となる地盤の高さ)から1階の床面までは60㎝前後の高低差がありますので、庭に立った時の高さを基準にすると、高さが足りない!となってしまいます。
どこにいる時・誰の目線(自分なのか相手なのか)を気にしているのかを明確にしましょう。
平地の場合で実際に目隠しフェンスとして施工する時に多いのは、1.8m~2.2mくらいの高さかなという印象です。大人の背丈前後くらいが基準なのかなと思います。
ちなみに、設置場所がブロック上の場合、高さ制限がありますので気をつけましょう。
2,目隠し度合い
次に決めたいのが目隠し度合いです。
目隠しフェンスと言っても、種類は様々ですので「どのくらい見えたくないか」を決めておくと商品を絞りやすくなります。
①完全目隠しタイプ
その名の通り、完全に見えないタイプのフェンスです。隙間がないので、風通りもほぼありません。
中には格子の構造によって通風率が少しあがるタイプもありますが、風通しは考えずにとにかく見えたくない!という方はこちらのタイプを選びましょう。
②隙間ありタイプ
完全に見えないわけではないけれど、目隠しになるタイプのフェンスです。こちらのフェンスの場合、隙間が1.5㎝で目隠し率は86~88%くらいです。人がいるのはわかる、という感じの見え方で、このくらいの少し隙間があるフェンスが一番人気があります。
隙間の大きさ・格子の太さで目隠し率が変わってきますので、ご希望に合うものを選びましょう。
③採光タイプ
パネル部分がポリカーボネートになっていて光を取り入れられるタイプです。目隠し率は100%ですが、うっすらとシルエットがわかるフェンスです。光を取り入れられるので、暗くなるのが気になる場合に使われます。
目隠し率は100%がいいかと思われるかもしれませんが、設置場所や高さによっては「見えなさすぎる」ことによる危険も生じます。防犯の面から、少し隙間がある・シルエットがわかるタイプを選んだり併用したりすることも考えてみてください。
目隠しフェンスの基本について書いてきましたが、次回は、色や隙間の違いによる印象・見え方の変化についてお話したいと思います。