コンクリートの目地①

今回は、打ち合わせの時によく聞かれる&よくご説明するお話です。


新築外構工事では、ほぼ100%といっても過言ではない土間コンクリートの車庫。
そしてコンクリート床につきものなのが、目地です。
土間コンクリートは、地面の上に砕石の層があり、その上にコンクリートを流し込んで表面を均してできます。コンクリート層には強度の為にワイヤーメッシュ筋が入っています。
ワイヤーメッシュを入れて強度を出しているとはいえ、コンクリートは気温などの気候の影響を受けやすく、膨張・伸縮するという特徴を持っています。
この膨張・伸縮を繰り返したり、振れ幅が大きいことでひび割れが発生しやすくなります。
このひび割れが起きにくくするための方法として、適度な間隔で目地を入れるのです。
(目地を入れたからといって、ひび割れが起きないわけではありません!)
施工上必要な目地を、どうせならデザイン的・機能的にしてしまおう!というのが外構プランニングでよく使われるご提案です。


目地には種類がいくつかあって、それぞれメリット・デメリットがありますので、代表的なものをご紹介したいと思います。

①伸縮目地

外構工事 新築外構 厚木市 海老名市 車庫 コンクリート 目地 土間 土間コン

土間コンクリートといえばこれ、というくらいの代表格ですね。
ごくごくシンプルなラインです。幅はだいたい2㎝くらいで、黒が多いですがグレーもあったりします。
素材は、ゴムとかポリエチレンとか色々なものが混ざっています。
見た感じの印象は、かたーいゴムとかプラスチックっぽいです。(※個人の感想です)
メリットは何といっても安価でシンプルな見た目。最近のモダンなお家とも相性◎です。
敢えてこの目地を選ぶのもかっこいい!となることも多いなと感じます。
デメリットは、インパクトがないので、存在感やラインの強調をしたい人にはシンプル過ぎて物足りないかも…?

②レンガ目地

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こちらも外構工事では定番中の定番ですね。
レンガ幅がだいたい10~11㎝のものが多いので、しっかりとしたラインを出してくれます。
メリットは、レンガの色はたくさん種類があるので全体のデザインに合ったものを選べることと、ある程度の曲線も作れるのでデザイン性を高めることができること。
デメリットは、伸縮目地に比べて高いことと、レンガ自体が焼き物なので欠けたりする可能性があることです。
花壇にレンガを使うことも多いので、コーディネートとして同色のレンガを使ったり、根強い人気です。

③自然石目地

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こちらはここ数年、レンガよりもご希望される方が多くなった印象です。なぜだろう…。
先ほどのレンガは焼き物でしたが、こちらは石になります。
形は9㎝角くらいが主流なので、レンガよりも目地(目地の目地…)が多く入るのでデザイン性アップした感じですかね~。
こちらも色は何種類かあります。自然石なので、混ざっていたり色ムラがあるのもまた良し、です。
メリットは、石なので硬くて丈夫。レンガよりも小ぶりなのでもうちょい小回りききます。
デメリットは、レンガよりもさらに価格UP。そして、硬くて丈夫だけと表面に凹凸があるので少しゴツゴツするところ。

①~③の目地に関しては、お手入れも楽ちんだと思います。
土間のお掃除はそのまま水で流したりブラシでゴシゴシしたり、ほうきで掃いたり。
車の出し入れにもほとんど影響がないもの共通していると思います。


思ったより長くなってしまったので、2回に分けることにします!

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